高校水泳部 佐藤洋輔君 インターハイで優勝しました!
部活情報高校
8月15日(月)〜18日(木)にくろしおアリーナ(高知県高知市)で行われた「2022年度全国高等学校総合体育大会水泳競技大会 第90回日本高校選手権水泳競技大会」に、高校水泳部が出場しました。
そして、男子100m平泳ぎに出場した佐藤洋輔君(高校3年4組)が、予選を全体の1位で通過し、続く決勝でも会心の泳ぎを見せてくれ、見事優勝という結果を残しました!おめでとうございます!!
昨年のインターハイで21位という結果に終わり、その悔しさをバネにして、ここまで練習を積んできた佐藤君。
その並々ならぬ努力と断固たる決意が、最高の結果をもたらしたのだと思います。
男子部員のインターハイ個人種目制覇は、現100m自由形の日本記録保持者であるOB:中村克さんが50m自由形で2連覇を遂げた第78回大会(平成23年開催)以来の快挙となります!
最後に、素晴らしい結果を残した佐藤君に、インターハイを通して感じたことを尋ねたところ、以下のように答えてくれました。
「まず最初に、このインターハイで優勝できたことについて、これまで携わってくれた全ての皆様に感謝を伝えたいと思います。ありがとうございました。
去年のシーズンは自分としても不甲斐ない結果で100m平泳ぎでは21位、200 mは制限タイムを突破できないといった、周りの期待に応えられない結果ばかりを出していて辛い思いをしていましたし、支えてくださる方々に正直申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
水泳好きの自分でも一時は泳ぎたくないほどに追い込まれることもありました。しかし、逆にそれが自分の気持ちを吹っ切る形となりました。小学校5年生から全国のトップを走っていると、どうしても周りを気にしてしまうことが多くなってしまいます。そんな日々が続くことによって自分らしい思い切ったレースができなくなり、レースでの自信がだんだん失っていました。
元々自分は適当な性格で、「努力」をしてこなかった人間。というか、「継続して努力する」という才能がなかった人間でした。そのような自分が悔しさを知り、その悔しい結果を受けとめることよって、自分自身が何かしなきゃ変われない、何か改革を起こさないと速くなれないという挑戦的な考えを持つことができました。その強い気持ちがこの一年間のモチベーション、あるいは努力する理由になりました。そしてその結果、インターハイ優勝という最高の成績をおさめることができました。自分自身、優勝という結果に喜んだのはもちろん、自分は「努力」できる人間なんだということに自信も湧いてきました。去年の結果がなければ間違いなく優勝はできていなかったと思います。
また、今大会はレース前の入場ゲートでのパフォーマンスにもこだわりました。パフォーマンスをすることによって、自分自身を奮い立たせて気持ちのスイッチを入れたい、加えて、観ている方を楽しませられるようなエンターテイメント性も兼ね備えた選手を目指したい、と考えています。一方で、武蔵野で学んだ礼儀を心がけていることも、応援してくれた方々やプールに「一礼」をすることによって表現できたとも思います。そのような振り幅の大きい人間・選手を目指したいと思って取り組んできたことも、優勝に繋がる自分だけの武器だったと思います。
そして、素晴らしい仲間たちの存在も、自分の力となりました。特に同級生の仕黒君と石橋君は、レースの直前まで気遣いをしてくれたり、自分のわがままを聞いてくれたりと今大会も含めて常にサポートしてくれました。この武蔵野のチームで頑張りたいと思ったきっかけは武蔵野のチームワーク、一体感を見たのがきっかけでした。思いやりのある素晴らしい仲間たちと可愛い後輩たち。レースが終わった後の祝福も嬉しかったです。
これからも色んな苦難があると思いますが負けずに挑戦していきたいと思います。今後とも応援よろしくお願いいたします!」
素晴らしい結果を残してくれた佐藤君の後に続く選手がどんどん出てくることを期待しています!
引き続き水泳部へのご声援、宜しくお願い致します!!