学年主任によるメッセージリレー②
中・高学校生活
メッセージリレー第2弾!今回は高校1学年主任 小柳成紀先生です。
昨日の、中学主任の大橋先生からバトンを頂きましたので、今日は高校1年生の皆さんに向けてメッセージを送りたいと思います。
自分自身のことで恐縮ですが、私はこの武蔵野で15年間、先生をやらせてもらっています。中学生・高校生の青春真っ只中な武蔵野生と、あーでもない、こーでもない、毎日教室で笑ったり喜んだり、時には叱ったり、先生も毎日毎日一緒にたくさんのことを学んでいます。ところが、現在教室には誰もいません。どの教室を覗いても1人も生徒はいません。
こんな時だからこそ思うことがあるのです。それは日常のありがたさです。「みんな」で勉強できることの素晴らしさです。
皆さんも、私と同じように日頃は感じなかったことに気づいた人はいるのではないでしょうか?学校に通えることのありがたさ。友達と笑い合えること、時にはケンカもしてくれることのありがたさ。習い事に取り組めることのありがたさ。
ところで、皆さんは「ありがたい」の反対語を知っていますか?ピンとこない人は「ありがとう」でも構いません。感謝の気持ちを表現する時に用いる言葉ですね。ヒントは「ありがたい」を漢字で書くと「有難い(有難う)」です。「有る」ことが「難しい」と書きます。つまり漢字からすると「めったにない」という意味になります。
それでは答えです。答えは「当たり前」です。「有難い」と「当たり前」この2つの言葉の関係からもわかるように、当たり前だと思っていることからは感謝の気持ちが生まれにくいということになります。
今、私たちの日常にあった当たり前は、当たり前ではなくなりました。だからこそ、こんな時だからこそ、有り難いものを探してみてはいかがでしょうか。今まで見えなかったものや感じることができなかったものが見えてくるかもしれませんよ。
それでは、私の話はこのあたりにして明日は高校2学年主任の花田先生にバトンタッチしたいと思います。新入生の皆さんと会えることを楽しみにしています。ここまで読んで頂き、ありがとうございました。