学年副主任によるメッセージリレー②
中・高学校生活
本日は高校2学年副主任、平屋先生からのメッセージ!
武蔵野中学高等学校の生徒の皆さん、こんにちは。高校2学年の平屋です。樋口先生からバトンをうけ、今回は、私からのメッセージとさせていただきます。
今、世の中にはコロナウイルスに関する心苦しい暗いニュースばかり流れており、皆さんもステイホームの中で我慢の限界を迎えている頃かと思います。しかし武蔵野魂を持っている皆さんなら必ず乗り越えてくれると信じております。また本年度に入学をする新入生の皆さん、まだ学校が始まらない状況ではありますが、今は我慢です。新しい学校生活を存分に謳歌するためには、今が耐え時です。一緒に頑張りましょう。
また、日本全体のスポーツ界が一挙に沈んでいます。夏の大会(インターハイや全国中学大会など)が次々に中止となり、特に今年最後の学年を迎える生徒に関しては、言葉にならない思いを抱えていることと思います。一部の人からは「仕方ないよ。こんな状況では…」という意見もありますが、実際にその言葉では片付けられないほどの努力や頑張りが生徒にはもちろん、監督やコーチにもあったことでしょう。
私自身も「卓球」というスポーツを小学校3年生から大学4年生までの14年間続けてきましたが、その中でも一番心に残っているのは夏のインターハイでした。今でもあの時の日差しや蒸し暑さ、試合前の緊張で吐きそうなくらいのプレッシャー、会場の独特の雰囲気や匂い、試合中に飲んでいたスポーツドリンクの銘柄や味まで鮮明に覚えています。それでも納得できる結果が出せたのは、日々の部活動での頑張り、そして何より目標があったからこそ、仲間と一緒に突き進む統一の目的があったからこそだと今でも本気で思っております。
これまでスポーツに関わってきた皆さん、一生懸命に部活動に取り組んできた皆さん、正直なところ私の言葉で、今回の大会中止に伴う精神的なダメージを回復できるとは思ってはおりません。それだけ大きな損失だと思います。でも、ここが終わりではありません。大会を通じての経験はできなくても、結果が現れなくても、これまでやってきた頑張りは、これからの生活に必ず活かせるはずです。こんな状況だからこそ、家族や兄弟、仲間や友達、近しい人たちに希望を持たせる行動を率先しておこなっていきましょう。今こそスポーツの素晴らしさ、そして自分の好きなスポーツに一生懸命に取り組んできた人の底力を見せましょう。
人間は進化します。歩みを止めなければずっと進化し続けます。それは学校が休校中でも、世の中が動かなくても進化できるはずです。一緒に頑張りましょう。学校再開後、私も【進化した平屋先生】で皆様にお会いできることを楽しみにしております。ちなみに私は慣れない料理を修行中です。やはり自分で作るのは大変。世の中のごはんをつくってくれるすべての人に感謝。
「今、私たちに出来ることを。」
次は、高校1学年の副主任、勝冶(かつや)先生にバトンを渡します。よろしく!!