武蔵野学院大学国際化ビジョンについて
武蔵野学院大学国際化ビジョン
武蔵野学院大学では、「国際交流を活発に行う大学」として、以下の通り、国際交流活動の目的・国際化ビジョン・具体的な目標を策定する。
国際交流活動の目的
建学の精神である「他者理解」を踏まえ、本学における国際交流活動および外国人留学生支援は、異文化に対する理解、尊重や相互交流、地球的・多元的な視野や「共生的社会」を構築していこうとする問題意識を持ち、自らの考えを積極的に発信できる国際コミュニケーション能力を持った人材を養成することを目指す。
これを実現するために、次の5つの国際化ビジョンを設定する。
5つの国際化ビジョン
- 学生の海外留学の促進
〇海外派遣制度および海外研修プログラムなどによる海外体験率の向上
〇海外留学者対象の奨学金の充実 - 外国語教育の充実
〇適正な授業規模の設定および実施
〇実践的な外国語科目の拡充
〇少人数(20名以下)で実施する語学系講義数30の実現
〇外国人教員比率(大学)15%
〇カリキュラムの見直し(大学) - 外国における就業力の育成、外国人留学生の日本での就職支援
〇外国人留学生対象の就職支援体制の充実 - 海外大学等との連携
〇学生交流を中心とする教育連携の拡充
〇教員交流を中心とする学術連携の推進
〇アジア地域の大学等との連携の拡大 - グローバルな研究の推進
〇研究成果の積極的発信
〇海外の学会での報告を実施
具体的な目標
5つの国際化ビジョンを受け、以下2つの具体的な目標を設定する。
学生の海外留学の促進
3ヶ月以上の留学経験者および短期海外研修を含む単位取得を伴う経験者の割合を2021年度から2024年度までに15%にすることを目標としたが、新型コロナウィルス感染症拡大の影響で達成することはできなかった。しかし、全世界で猛威を振るったこの感染症も2023年5月、季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられ、海外留学および短期海外研修への参加に対する障壁が1つ取り除かれた。しかし、今度は新たに為替が大きく「円安」に振れ、新たな障壁となっている。今後もその時々の国際情勢や為替動向等により何らかの障壁が出現してくることも考えられるが、都度、学生が参加しやすい環境を考え、対策を整えて行く予定である。
今般、新たな具体策として2029年度までに単位取得を伴う経験者の割合を20%にすることを目標とする。
【具体策】
- 多様なニーズに応えられる科目の設置
- 海外文化体験1(2単位)
- 海外文化体験2(4単位)
- 海外文化体験3(6単位)
- 海外研修(6単位)
- 海外留学(6単位)
- 外部奨学金の獲得、内部奨学金の充実による経済的サポートの充実
- SNSを用いた、海外留学体験者による体験レポートの情報発信の充実
外国語教育の充実
2014年より、すべての1年生を対象に受験料を大学が負担してTOEIC Bridgeを受験する機会を設けている。今後は、2年次以降にもTOEIC Bridgeを実施して学習成果を検証する。また、2018年度より、全学生を対象にTOEICの学内実施も開始した。さらに、2020年度からTOEICに新たにオンラインでの受験方式が加わり、新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から本学もオンラインでの受験の機会を設け、延べ80名が受験した。
しかし、その後も同感染症拡大の勢いは衰えず、学生の海外留学および短期海外研修に対する関心が薄れるとともにTOEIC受験者数も減少を続けてきたが、2024年度には受験者数が下げ止まり60名まで回復してきた。来年度以降も国際情勢や為替動向を勘案しつつ、「試験英語1~4」の講義でTOEICの対策を行う等の施策を通じて、2029年度までにTOEICの学内およびオンライン試験を、当初の目標であった「安定して80名以上が受験する体制」を維持する。
【具体策】
- 少人数制による英会話教育の徹底
- TOEIC Bridge成績上位者にTOEICの受験費用を大学から給付するなど経済的サポートの充実
- 1年次だけでなく、2年次以降にもTOEIC Bridgeを実施して学習成果を検証
- 外部英語資格試験(実用英語技能検定 (2級以上)、TOEFL、IELTS、GRE、TOEIC S&W (Speaking & Writing))受験者を対象に、一定の条件を満たした学生に対して受験費用を大学から給付する経済的サポートの充実
- AMUSE (Academy of Motivated Undergraduate Students of English) プログラム内容の充実
- Global Communication Spaceの充実