入学式を挙行しました

令和6年度入学式を挙行しました。

昨年までは、感染症予防のため、新入生・教職員のみの参列でしたが、今年は４年ぶりに制限がない入学式となりました。

高橋暢雄学長は、式辞で
「新入生ならびにご家族のみなさま、このたびはご入学まことにおめでとうございます。
これからの４年間、ぜひ新入生のみなさんの頭の中においてほしいことをお話しします。それは、「ゼロサム思考」をやめましょう、ということです。
誰かと比較して自分はダメだったとか、昔はよくできたのに、という話をする人がいます。でもそれは、その時の環境がそうだったからそうなった、ということに過ぎません。
大学は、それぞれが自分のやりたいことをやるところです。隣の人と自分を比較してあれこれ言う必要はありません。何かを奪い合わなければいけないような気になる必要もありません。競争したり、順番をつける場ではないのです。
誰かが得をすれば、その分誰かが損をする。それが「ゼロサム」思考です。大学はもちろん、社会も本来はそういう場所ではないはずです。人間ですから、得をしたいと思うのは当然です。だからと言って誰かを出し抜こうとすると、実はかえって効率が悪くなることもあります。競い合うことはよいのですが、足を引っ張り合う必要はないのです。「ゼロサム思考」ではなく、落ち着いて目の前のことを一つ一つ片づける。そのほうがよっぽど得をします。あとから振り返って、よかったな、と思えるような生き方をしてください。」と述べられました。

新入生の皆さんが充実した大学生活となるよう応援しています。